定年前に会社を離れる人が準備すべきこと
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定年ライフ通信
いよいよ定年を迎えた時、継続雇用を選び社員として残るか、それとも独立して個人事業主あるいは会社を立ち上げるかは、非常に悩ましい選択となる。と言うのも、継続雇用を選んだ場合、役職定年で下がった年収がもう一段下がってしまうからだ。
かと言って、退社して個人事業主となるのも余程手に職でも無ければ不安は小さくない。
そこで、ここでは、定年後、継続雇用を選ぶか、独立を選ぶかのメリットとデメリットを整理したい。
・就業規則で定められた年齢まで雇用が保証される
・一般社員に準じたベースアップが見込める場合がある
・健康保険を継続利用できる
・厚生年金に強制加入でき、iDeCoを退職まで利用可能
・雇用保険や労災の対象となる
・働き方の自由度が低い
・経費が使えず、給与からほぼ100%課税される
・小規模共済やセーフティ共済などの節税制度が利用できない
・厚生年金に強制加入する必要がある(人によっては負担感に)
・自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能
・小規模共済やセーフティ共済を活用し、節税ができる
・法人化すれば会社を使った節税策も可能
・実力次第で収入を増やせる
・収入が不安定で、マイナスになる年もある
・クレジットカードなどの信用力が下がる可能性
・国民健康保険料が高い
・デフレ基調の中で仕事の単価を上げにくい
継続雇用は「安定」が魅力、独立は「自由と挑戦」が魅力。
どちらを選ぶにせよ、「収入の安定性」と「働き方の自由度」のバランスをどう考えるかがカギとなる。