定年ライフ通信
豊かなシニアライフ編

大人の休日倶楽部カードで令和のディウカバージャパン

youngadult

 JR東日本が発行する「大人の休日倶楽部カード」は、50歳以上の利用者にとって非常にお得なカードである。片道・往復で201キロ以上の乗車で、50歳~64歳は切符が5%引き、65歳以上は30%引きになる(2026年からは片道利用に限定され、対象距離は101キロ以上となる予定である)。

 さらに魅力的なのは「大人の休日倶楽部パス」である。年に3回、限定期間のみ発売されるこのパスは、JR東日本全線エリアを5日間乗り放題で利用でき、価格は1万9800円である。えきねっとで購入すれば1000円引きとなる。

 通常、JR東日本管内といえば仙台や軽井沢など有名観光地に足を運ぶことが多いが、乗り放題パスを使えば、これまで訪れたことのない場所にも気軽に出かけられる点が大きな魅力である。特に雪の日本海側は、雪の少ない都市に暮らす人々にとってまさに別世界であり、大雪の景観、温泉、郷土料理など楽しみが多い。一度体験すれば、病みつきになること請け合いである。

 実際、このパスを利用して東北を巡る高齢者は多く、訪問地の至る所で「大人の休日倶楽部パス族」に出会うことになる。乗り放題期間中はNewDays等のJR東日本関連施設で割引きになるので、レジにずらりと老人が並ぶ光景をよく見かけることになる。

 1970年代前後には、国鉄による「ディスカバージャパン」というキャンペーンがあったが、現代のシニアにとっては、この大人の休日倶楽部パスを利用した「令和のディスカバージャパン」を楽しむことができるのである。

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「定年ライフ通信」編集部
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駆け出しブロガー
長年書籍雑誌のコンテンツ制作を行ってきたベテラン編集者が集った編集部です。メンバーは皆、定年を経験したシニアで、自らの経験を元にシニアライフの情報とコツを紹介します。
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